Role プロパティ
Role プロパティは、オブジェクトのユーザー インターフェイス要素を表します。 すべてのオブジェクトで Role プロパティがサポートされています。
多くの場合、オブジェクトのロールは明らかです。 たとえば、ウィンドウには ROLE_SYSTEM_WINDOW ロールがあり、プッシュ ボタンには ROLE_SYSTEM_PUSHBUTTON ロールがあります。
Role プロパティは、IAccessible::get_accRole を呼び出すことによって取得されます。
オブジェクトのロールの識別
Microsoft Active Accessibility には、一般的なオブジェクト ロールを識別する oleacc.h で定義されたロール定数が用意されています。 サーバー開発者は、これらの定義済みのロール値を使用することをお勧めします。 定義済みのロール定数が返された場合、クライアントは GetRoleText 関数を使用して、ロールを記述するローカライズされた文字列を取得します。
ファイルのコピー時に表示されるアニメーション コントロールなどのアニメーション コントロールには、 ROLE_SYSTEM_ANIMATIONを使用します。 アニメーション化される場合があるグラフィックスは、State プロパティが STATE_SYSTEM_ANIMATED に設定されたROLE_SYSTEM_GRAPHICとして記述されます。
一部のロールは説明が簡単ではないことに注意してください。 たとえば、フォルダーの大きなアイコン ビューでは、アイコンを任意に配置できるため、その役割を ROLE_SYSTEM_GROUPINGとして記述できます。 または、固定行と列の項目を提供するコントロールには 、ROLE_SYSTEM_TABLE ロールを持つことができます。 ロールは使用モデルをエンド ユーザーに伝えるために使用されるため、適切なロールを使用することが重要です。 たとえば、コントロールがボタンのように動作する場合は、 ROLE_SYSTEM_PUSHBUTTONを使用します。