カスタム ユーザー インターフェイス要素
サーバー開発者は、アプリケーションの UI に基づいてアクセス可能なオブジェクトを設計します。 Active Accessibility は、リスト ボックス、メニュー、トラックバー コントロールなどのシステム提供のユーザー インターフェイス要素 に代わって IAccessible インターフェイスを実装するため、IAccessible インターフェイスは、次の種類のカスタム UI 要素に対してのみ実装する必要があります。
- アプリケーション定義ウィンドウ クラスを登録して作成されたカスタム コントロール
- HWND に関連付けられていない画面に直接描画 カスタム コントロール
- Microsoft ActiveX や Java コントロールなどのカスタム コントロール
- まだ公開されていないアプリケーションのクライアント ウィンドウ内のコントロールまたはオブジェクト
所有者が描画したコントロールとメニューは、「カスタム ユーザー インターフェイス要素を公開するための ショートカット」で説明されているガイドラインに従限り、アクセスできます。 これらのガイドラインに従う場合は、所有者が描画したコントロールとメニュー用の IAccessible インターフェイスを実装する必要はありません。
ほとんどの場合、システムがコントロールの基本的な機能を処理するため、スーパークラスおよびサブクラス化されたコントロールにアクセスできます。 ただし、スーパークラスまたはサブクラス化されたコントロールによって、それが基になっているシステム提供のコントロールの動作が大幅に変更される場合は、IAccessible インターフェイスを実装する必要があります。 詳細については、「システム コントロールに基づくコントロールの公開」を参照してください。
アプリケーションがシステム提供のユーザー インターフェイス要素のみを使用する場合、クライアント ウィンドウを除き、IAccessible実装する必要はありません。 たとえば、編集コントロールを使用して実装されていないテキスト エディターを含むアプリケーションでは、テキスト行がアクセス可能なオブジェクトとして公開されます。 Microsoft Active Accessibility では、編集コントロールおよびリッチ エディット コントロールのテキストが、コントロールの Value プロパティ内のテキストの 1 つの文字列として自動的に公開されることに注意してください。