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IEnumWiaItem2::Next メソッド

IWiaItem2 インターフェイスへのポインターの配列を入力します。

構文

HRESULT Next(
  [in]      ULONG     cElt,
  [out]     IWiaItem2 **ppIWiaItem2,
  [in, out] ULONG     *pcEltFetched
);

パラメーター

cElt [in]

種類: ULONG

ppIWiaItem2 パラメーターによって示される配列内の配列要素の数を指定します。

ppIWiaItem2 [out]

種類: IWiaItem2**

IWiaItem2 インターフェイス ポインターの配列のアドレスを受け取ります。 IEnumWiaItem2::Next は、この配列にインターフェイス ポインターを格納します。

pcEltFetched [in, out]

種類: ULONG*

出力時に、このパラメーターは 、ppIWiaItem2 パラメーターによって示される配列に実際に格納されているインターフェイス ポインターの数を受け取ります。 列挙が完了すると、このパラメーターには 0 が含まれます。

戻り値

型: HRESULT

このメソッドが成功すると、 S_OKが返されます。 それ以外の場合は、 HRESULT エラー コードが返されます。

注釈

Windows イメージ取得 (WIA) 2.0 ランタイム システムは、WIA 2.0 ハードウェア デバイスを IWiaItem2 オブジェクトの階層ツリーとして表します。 アプリケーションでは 、IEnumWiaItem2::Next メソッドを使用して、ハードウェア デバイスの IWiaItem2 オブジェクト ツリーの現在のフォルダーにある各項目の IWiaItem2 インターフェイス ポインターを取得します。

ポインターの一覧を取得するために、アプリケーションは割り当てる IWiaItem2 インターフェイス ポインターの配列を渡します。 また、パラメーター cElt 内の配列要素の数も渡します。 IEnumWiaItem2::Next メソッドは、IWiaItem2 インターフェイスへのポインターを配列に格納します。

列挙プロセスが完了するまで、 IEnumWiaItem2::Next メソッドはS_OKを返します。 そのたびに、 pcEltFetched によって指される値が、配列に挿入された項目の数に設定されます。 IEnumWiaItem2::NextIWiaItem2 オブジェクトの列挙プロセスを終了すると、S_FALSEを返し、pcEltFetched が指すメモリ位置を 0 に設定します。

アプリケーションは、ppIWiaItem2 パラメーターを介して受け取るインターフェイス ポインターで IUnknown::Release メソッドを呼び出す必要があります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
Header
Wia.h
IDL
Wia.idl