リモート デスクトップ サービスの仮想チャネル
仮想チャネル は、リモート デスクトップ サービス アプリケーションに機能拡張を追加するために使用できるソフトウェア拡張機能です。 機能拡張の例としては、リモート デスクトップ サービス リモート デスクトップ プロトコル (RDP) によって提供されるコア機能に特別な種類のハードウェア、オーディオ、またはその他の追加機能がサポートされている場合があります。 RDP プロトコルは、複数の仮想チャネルの多重管理を提供します。
このセクションの内容
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仮想チャネルを実装するには、仮想チャネルのアプリケーションのサーバー モジュールとクライアント モジュールを提供します。
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動的仮想チャネル (DVC) クライアント インターフェイスは、リモート デスクトップ サービスでサポートされています。
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グラフィックス仮想チャネル リファレンスには、仮想グラフィックス チャネルを作成できるプログラミング要素が含まれています。
仮想チャネル アプリケーションには、クライアント モジュールとサーバー モジュールの 2 つの部分があります。 サーバー モジュールは、リモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーで実行されている実行可能プログラムです。 クライアント モジュールは、リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアント プログラムの実行時にクライアント コンピューターのメモリに読み込む必要がある DLL です。
仮想チャネルは、RDP プロトコルに関係なく、リモート デスクトップ接続 (RDC) クライアントに機能拡張を追加できます。 仮想チャネルのサポートにより、クライアントまたはサーバー ソフトウェアや RDP プロトコルを更新しなくても、新機能を追加できます。
仮想チャネルのユーザーの 4 つの主要なクラスが特定されました。
- シリアル ドライバーやプリンター ドライバーなど、一般的なカーネル モード ドライバー。
- ファイル システムのリダイレクト (これは、一般的なカーネル モード ドライバーの特殊なケースです)。
- リモートカットアンドペーストなどのユーザーモードアプリケーション。
- オーディオ デバイス。
詳細については、「 リモート デスクトップ サービス仮想チャネルの使用」を参照してください。
リモート デスクトップ サービス展開で仮想チャネル アプリケーションを有効にしている場合は、リモート デスクトップ Microsoft ActiveX コントロールを使用して、RD セッション ホスト サーバーにアクセスするクライアント コンピューターでアプリケーションを使用できるようにします。 詳細については、「 スクリプト可能な仮想チャネル 」および「 仮想チャネルでのリモート デスクトップ ActiveX コントロールの使用」を参照してください。