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複数ユーザーのガイドライン

次のセクションでは、リモート デスクトップ サービス環境で複数のユーザーのアプリケーションを開発するためのガイドラインを示します。

このセクションでは、次の操作を行います。

アプリケーションのセットアップ

1 人のユーザーのアプリケーションをインストールすると、マルチユーザー リモート デスクトップ サービス環境で問題が発生する可能性があります。

ユーザー固有の情報の格納

アプリケーションでは、すべてのユーザーに適用されるグローバル情報とは別に、ユーザー固有の情報をユーザー固有の場所に格納する必要があります。

Kernel オブジェクトの名前空間

リモート デスクトップ サービスでは、カーネル オブジェクトに複数の名前空間が使用されます。グローバル名前空間は、主にクライアント/サーバー アプリケーションのサービスによって使用されます。

IP アドレスとコンピューター名

複数のユーザーをリモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーに同時にログオンできるため、コンピューター名またはコンピューターに割り当てられた IP アドレスが 1 人のユーザーに関連付けられていると想定しても安全ではありません。

常に、変更を加えながらファイルとデータベースをロックして、不注意によるデータの損失を防ぎます。

アプリケーションは、ユーザーごとのファイルではない実行時アプリケーション ファイルをロックしてはなりません。 ロックされたランタイム ファイルでは、アプリケーションの複数のインスタンスや、ウィザードなどのアプリケーションのプロセスが実行されないようにすることができます。 実行時アプリケーション ファイルであるファイルをテストする良い方法は、アプリケーションのセットアップによってインストールされているファイルを追跡することです。 セットアップによってユーザーごとのファイルがインストールされることはほとんどありません。そのため、セットアップによってインストールされるほとんどのファイルは実行時アプリケーション ファイルです。