通話キューとルート ポイント
通話キューまたはルート ポイントは、呼び出しが保留中のアクションを一時的に保持するスイッチ内の特別なアドレスです。 この特性は、LINEADDRESSCAPS の dwAddrCapFlags メンバーのビット LINEADDRCAPFLAGS_QUEUEとLINEADDRCAPFLAGS_ROUTEPOINTによって表されます。 このようなアドレスに表示されるすべての呼び出しは、アプリケーションによるアクションを待機しており、アプリケーションが定義された期間内にアクションを実行しない場合に実行される既定のアクション (エージェントやトランクへの転送など) が発生する可能性があります。 アプリケーションは、各キューまたはルート ポイント アドレスに表示される呼び出しに関して実行する必要があるアクションと、実行するアクションの決定に使用できる時間を把握できるように、システム管理者が構成する必要があります。
アプリケーションは、 lineGetAddressStatus を使用して、キューまたはルート ポイントで保留中の呼び出しの数を決定できます。 lineGetCallInfo 関数を使用して、呼び出し ID、ID と呼ばれる、着信または発信元などの情報を取得し、アプリケーションで呼び出し処理を決定するために使用できます。呼び出しは、リダイレクト、ブラインド転送、ドロップなど、またはキューから宛先に自動的に渡すことができます。 呼び出しが破棄された場合、LINECALLSTATE_DISCONNECTEDに移動します。 呼び出しは、キューを離れると アイドル状態 になります。 lineGetCallInfo を使用してリダイレクト識別子を読み取り、転送先を特定できます。
一部のスイッチでは、キューまたは保留中の通話で、無音、リングバック、ビジー信号、音楽、録音されたアナウンスのリッスンなどの特定の処理を受信できます。 lineSetCallTreatment 関数を使用すると、アプリケーションで処理を制御できます。 LINEADDRESSCAPS の dwCallTreatmentListSize メンバーと dwCallTreatmentListOffset メンバーで区切られた構造体を使用すると、アプリケーションでサポートされている処理を決定できます。 LINECALLINFO の dwCallTreatment メンバーは現在の処理を示し、LINECALLINFOSTATE_TREATMENTを含むLINE_CALLINFO メッセージはこの変更を示します。 LINECALLSTATUS の dwCallFeatures メンバーのLINECALLFEATURE_SETTREATMENT ビットは、アプリケーションで処理の変更が許可されるタイミングを示します。 定数のLINECALLTREATMENT_セットは、定義済みの呼び出し処理の制限されたセットを定義します。サービス プロバイダーは、さらに多くを定義できます。