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Strokes コレクションの操作

Divider オブジェクトが分析する Strokes コレクションは、Divider オブジェクトの Strokes プロパティに保持されます。 Strokes コレクションはインク データへの参照であり、実際のデータ自体ではないので、Strokes コレクションの親 Ink オブジェクトを変更すると、Strokes コレクションが無効になる可能性があります。 インク データの詳細については、「 Ink Data」を参照してください。 インク コレクションの詳細については、「 Ink Collection」を参照してください。

Divider オブジェクトの Strokes プロパティを Ink オブジェクトと同期するには、Ink オブジェクトの InkAdded イベントと InkDeletedイベントを使用して、Divider オブジェクトに追加または削除するストロークをリッスンします。 ここでは、 Ink オブジェクト内でストロークが追加、削除、クリップ、または分割されるケースについて説明します。 Ink オブジェクト内のストロークの移動、スケーリング、またはその他の変換では、InkAdded イベントや InkDeleted イベントは生成されません。 このような変換を、Divider オブジェクトの Strokes プロパティに反映するには、Divider オブジェクトのストロークに対して同じ変換を実行します。

DivisionResult オブジェクトの Strokes プロパティには、DivisionResult オブジェクトの作成時に、Divider オブジェクト内のストロークのコピーが含まれています。 2 つの DivisionResult オブジェクトの Strokes プロパティを比較して、Divide メソッドが呼び出された 2 回の間にストロークが変更されたかどうかを判断できます。

DivisionUnit オブジェクトの Strokes プロパティには、この要素に対応する DivisionResult オブジェクト内のストロークのサブセットが含まれています。 これらのストロークを別の RecognizerContext に渡して、 要素の認識結果を取得できます。 手書き要素はさまざまな詳細レベルに存在するため、異なる要素の Strokes コレクションが重複する可能性があります。 たとえば、認識セグメント要素の Strokes コレクションは、認識セグメントが一部である行要素の Strokes コレクションのサブセットになります。