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永続化形式

アプリケーションは、複数の形式のデータを生成して使用できる必要があります。 これには、多くの場合、独自のバイナリ形式が含まれており、リッチ テキスト形式 (RTF) や HTML などの一部の標準形式も含める必要があります。

次の表に、インクを含めることができるいくつかの形式を示します。

フォーマット 説明
バイナリ
アプリケーションでは、インクをバイナリ形式にエンコードするために、インク シリアル化形式 (ISF) を使用する必要があります。
HTML
異種コンテンツの表現には、HTML 形式を強くお勧めします。 アプリケーションでは、強化されたグラフィックス交換形式 (GIF) を使用して、HTML ドキュメントにインクをエンコードする必要があります。 強化された GIF の詳細については、「 構成要素」を参照してください。
Image
互換性が他に共通していないアプリケーションの場合、インク対応アプリケーションはビットマップとメタファイル形式のイメージをクリップボードに移動する必要があります。
Ink Serialized Format (ISF)
ISF は、最もコンパクトなインクの永続表現です。 多くの場合、インク データのみが含まれていますが、ISF は拡張可能です。 アプリケーションでは、Ink オブジェクト、インク ストローク、または インク ポイントにカスタム属性 (グローバル一意識別子 (GUID) で識別) を設定できます。 これにより、任意の種類のデータまたはメタデータを属性として ISF ストリームに格納できます。 クリップボードの相互運用性のために、ソフトウェア開発キット (SDK) ヘッダー ファイルで定義されている ISF 用の標準クリップボード スロットにインクを配置できます。
ISF は Microsoft Tablet PC テクノロジに固有の形式であり、 Ink オブジェクトの Load メソッドと Save メソッドでのみサポートされます。
RTF
RTF クリップボード形式を生成し、RTF のインクを OLE オブジェクトとしてエンコードすることができます。 これにより、インクを Microsoft Word や RichEdit ベースのアプリケーションなどの OLE コンテナーに貼り付けられます。
XML (Extensible Markup Language)
アプリケーションでは、base-64 でエンコードされたインク形式のいずれかを使用して、XML ファイル形式でインクを格納できます。 XML 形式は、署名フィールドの場合と同様に、またはアプリケーションのプライマリ ファイル形式としても、データベースにインク コンテンツを入力する場合に便利です。 これにより、パーサーを記述する必要が軽減されます。