ITabletContextP::UseSharedMemoryCommunications メソッド
タブレット スレッド間で共有されるメモリへのアクセスを提供します。
構文
HRESULT UseSharedMemoryCommunications(
[in] DWORD pid,
[out] DWORD *phEventMoreData,
[out] DWORD *phEventClientReady,
[out] DWORD *phMutexAccess,
[out] DWORD *phFileMapping
);
パラメーター
-
pid [in]
-
プロセス ID。
-
phEventMoreData [out]
-
新しいデータを処理できるタイミングを通知するイベント ハンドル。
-
phEventClientReady [out]
-
クライアントがデータを受信する準備ができていることを通知するために使用される、返されたイベント ハンドル。 新しいデータの処理後に通知されます。
-
phMutexAccess [out]
-
共有メモリへのアクセスを許可するミューテックス。
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phFileMapping [out]
-
共有メモリ ブロックへのポインター。
戻り値
このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
成功しました。 |
|
未指定のエラーが発生しました。 |
解説
UseSharedMemoryCommunications メソッドは、タブレット PC 共有メモリ プロトコルの一部として使用されます。 Wisptis サービスには高い整合性レベル (IL) があるため、共有メモリに格納されているデータを格納およびアクセスできます。その特権を昇格する必要はありません。
SHAREDMEMORY_HEADER構造は、ファイル マッピングによって参照されるデータからキャストされ、生パケット データはSHAREDMEMORY_HEADERに従います。 pdwEventClientReady によって参照されるイベントが発生すると、生パケット データを共有メモリから読み取ることができます。
次の一覧では、共有メモリにアクセスして使用するためのイベントのシーケンスについて説明します。
- クライアントは clientReady イベントを設定します。
- クライアントは moreData イベントを待機します。
- クライアントはミューテックスを取得します。
- クライアントは、ヘッダーの後の共有メモリのセクションからパケット データを読み取り、パケットの後にシリアル番号を読み取ります。
- クライアントは 、dwEvent の値に応じてデータを処理します。
- クライアントは、-1 (0xFFFFFFFF) を dwEvent に書き込みます。
- クライアントはミューテックスを解放します。
- クライアントは clientReady イベントを設定します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP Tablet PC Edition [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
サポートなし |
ライブラリ |
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