StylusInput API のエラー処理に関する考慮事項
プラグインによってスローされたハンドルされない例外は、 RealTimeStylus オブジェクトによってキャッチされます。 プラグインが例外をスローすると、データの通常のフローが中断されます。 RealTimeStylus オブジェクト:
- ErrorData オブジェクトを (マネージド コードで) 作成します。
- 例外をスローしたプラグインの Error メソッド (マネージド コードでは Microsoft.StylusInput.IStylusSyncPlugin.Error または Microsoft.StylusInput.IStylusAsyncPlugin.Error メソッド) を呼び出します。
- そのコレクション内の残りのプラグインの Error メソッドを呼び出します。
- 例外をスローしたプラグインが同期プラグインの場合、 ErrorData オブジェクト (マネージド コード内) が出力キューに追加されます。
- RealTimeStylus オブジェクトは、元のデータの通常の処理を再開します。
プラグインが Error メソッドから例外をスローした場合、 RealTimeStylus オブジェクトは例外をキャッチしますが、新しい ErrorData オブジェクトは生成しません。 ErrorData をキューに追加する方法の詳細については、「 プラグイン データ」と「RealTimeStylus クラス」を参照してください。
RealTimeStylus オブジェクトは、プラグインの 1 つが例外をスローしたときに、タブレット ペンのデータ ストリームからのデータの処理を停止しません。 設計によっては、一部のプラグインで ErrorData 通知をサブスクライブし、例外が発生したときに動作を変更する必要がある場合があります。