Template オブジェクト
[ Template オブジェクトは、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 代わりに、OID をパラメーターとして受け取るコンストラクターを呼び出して System.Security.Cryptography.X509Certificates 名前空間の X509Extensionクラスを使用し、証明書テンプレートの OID を使用して証明書拡張テンプレートを取得します。
Template オブジェクトは、証明書の証明書拡張テンプレートを表します。
使用する場合
Template オブジェクトは、次のタスクを実行するために使用されます。
- テンプレートがクリティカルとマークされているか、存在するかを決定します。
- テンプレートの オブジェクト識別子 (OID) または名前を取得します。
- テンプレートのマイナー バージョンまたはメジャー バージョンを取得します。
メンバー
Template オブジェクトには、次の種類のメンバーがあります。
プロパティ
Template オブジェクトには、これらのプロパティがあります。
プロパティ | アクセスの種類 | 説明 |
---|---|---|
IsCritical |
読み取り専用 |
テンプレート拡張機能がクリティカルとマークされているかどうかを示すブール値を取得します。 |
IsPresent |
読み取り専用 |
テンプレート拡張機能が存在するかどうかを示すブール値を取得します。 |
MajorVersion |
読み取り専用 |
テンプレートのメジャー バージョン番号を取得します。 |
MinorVersion |
読み取り専用 |
テンプレートのマイナー バージョン番号を取得します。 |
名前 |
読み取り専用 |
テンプレートの名前を含む文字列を取得します。 |
OID |
読み取り専用 |
Template オブジェクトを識別する OID オブジェクトを取得します。 |
解説
Template オブジェクトを作成できません。
Template オブジェクトは Certificate.Template メソッドによって返されます。
CAPICOM では、2 つの異なるバージョンの証明書テンプレートが使用されます。 次の表は、各証明書テンプレート バージョンの名前と OID を示しています。
Version | 名前 | OID |
---|---|---|
V1 | szOID_ENROLL_CERTTYPE_EXTENSION | "1.3.6.1.4.1.311.20.2" |
V2 | szOID_CERTIFICATE_TEMPLATE | "1.3.6.1.4.1.311.21.7" |
必要条件
要件 | 値 |
---|---|
再頒布可能パッケージ |
Windows Server 2003 および Windows XP の CAPICOM 2.0 以降 |
[DLL] |
|