低レベルのメッセージ関数

低レベルメッセージ関数は、受信したデータを転送およびデコードするためにデータをエンコードします。 低レベルメッセージ関数では、受信したメッセージの署名の暗号化解除と検証も行われます。

低レベルのメッセージオープン関数を使用してメッセージを開くと、メッセージは閉じられるまで開いたままで使用可能な状態 ( 状態を維持) します。 これにより、 CryptMsgUpdate 関数の複数の呼び出しを使用して、メッセージを段階的に構築できます。

低レベルのメッセージ関数を使用するには、簡略化されたメッセージ関数を使用するよりも多くの関数呼び出しが必要です ( 「簡略化されたメッセージ」を参照)。 簡略化されたメッセージ関数を使用すると、API の関数内でより多くの作業が行われます。

低レベルのメッセージ関数を使用するには、他の証明書または暗号化関数を呼び出す追加の作業が必要です。 たとえば、これらの低レベルメッセージ関数で使用される構造体を初期化するには、証明書関数の呼び出しからのデータが必要になる場合があります。 簡略化されたメッセージ関数は、これらの構造体の多くを内部的に初期化します。

次の表に、プロシージャの説明と、低レベルメッセージ関数を使用する C コード例を示します。

Section	内容
低レベルのメッセージ関数	低レベルのメッセージ関数を一覧表示します。
データの署名	データの署名に必要なタスクについて詳しく説明します。
エンベロープ データのエンコード	エンベロープ データのエンコードに必要なタスクの詳細を示します。
エンベロープ データのデコード	エンベロープされたデータをデコードするために必要なタスクについて詳しく説明します。