[基本的なセキュリティ] プロパティ ページ
基本的なセキュリティ プロパティ ページは、 EditSecurity 関数によって表示されるプロパティ シートの開始ページです。 CreateSecurityPage 関数を使用して、独自のプロパティ シートに挿入する基本的なセキュリティ プロパティ ページを作成することもできます。
プロパティ ページには、オブジェクトの随意アクセス制御リスト (DACL) のアクセス制御エントリ (ACE) にという名前のトラスティの一覧が表示されます。 ページには、 オブジェクトでサポートされているアクセス権の一覧も含まれています。 ユーザーがトラスティの一覧から名前を選択すると、各アクセス権の横にあるチェック ボックスには、そのトラスティに対して許可または拒否される権限が示されます。 その後、ユーザーは チェック ボックスを選択またはクリアして、トラスティのアクセス権を変更できます。 ユーザーは、一覧からトラスティを追加または削除することもできます。
基本的なセキュリティ プロパティ ページでは、オブジェクト固有の ACE や ACE 継承情報などの複雑な ACE を表示できません。 ユーザーがこのような情報を表示または編集できるようにするには、基本的なセキュリティ ページに [詳細設定 ] ボタンを含めることができます。 ユーザーは [ 詳細設定 ] ボタンをクリックして 、高度なセキュリティ プロパティ シートを表示できます。 このプロパティ シートには、ユーザーがオブジェクトの システム アクセス制御リスト (SACL) を編集したり、オブジェクトの所有者を変更したり、オブジェクトの DACL の高度な編集を実行したりできるプロパティ ページがあります。 [詳細設定] ボタンを表示するには、ISecurityInformation::GetObjectInformation 実装によって返されるSI_OBJECT_INFO構造体にSI_ADVANCED フラグを設定します。
SI_OBJECT_INFO構造体の pszPageTitle メンバーを使用して、基本的なセキュリティ プロパティ ページのタイトルを指定できます。 既定のタイトルは Security です。