ISCardCmd::get_Data メソッド
[ get_Data メソッドは、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) 以降、Windows Vista、Windows Server 2008、および以降のバージョンのオペレーティング システムでは使用できません。 スマート カード モジュールも同様の機能を提供します。
get_Data メソッドは、アプリケーション プロトコル データ ユニット (APDU) からデータ フィールドを取得し、バイト バッファー オブジェクトに配置します。
構文
HRESULT get_Data(
[out] LPBYTEBUFFER *ppData
);
パラメーター
-
ppData [out]
-
戻り時に APDU データ・フィールドを保持するバイト・バッファー・オブジェクト (IStream) へのポインター。
戻り値
メソッドは、次のいずれかの値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作は正常に完了しました。 |
|
ppData パラメーターが無効です。 |
|
不適切なポインターが ppData に渡されました。 |
|
メモリが不足しています。 |
解説
APDU のデータ フィールドを設定するには、 put_Dataを呼び出します。
このインターフェイスによって提供されるすべてのメソッドの一覧については、「 ISCardCmd」を参照してください。
上記の COM エラー コードに加えて、要求を完了するためにスマート カード関数が呼び出された場合、このインターフェイスはスマート カード エラー コードを返す場合があります。 詳細については、「 スマート カードの戻り値」を参照してください。
例
次の例は、 アプリケーション プロトコル データ ユニット (APDU) のデータ フィールドを取得する方法を示しています。 この例では、pIByteData が IByteBuffer インターフェイスのインスタンスへの有効なポインターであり、pISCardCmd が ISCardCmd インターフェイスのインスタンスへの有効なポインターであることを前提としています。
HRESULT hr;
// pIByteData is a pointer to an instance of IByteBuffer.
// Retrieve the data.
hr = pISCardCmd->get_Data(&pIByteData);
if (FAILED(hr))
{
printf("Failed get_Data.\n");
// Take other error handling action as needed.
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
クライアント サポートの終了 |
Windows XP |
サーバー サポートの終了 |
Windows Server 2003 |
ヘッダー |
|
タイプ ライブラリ |
|
[DLL] |
|
IID |
IID_ISCardCmdは D5778AE3-43DE-11D0-9171-00AA00C18068 として定義されています |
関連項目