ISCardCmd::Encapsulate メソッド
[ カプセル化 メソッドは、 [要件] セクションで指定されたオペレーティング システムで使用できます。 Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) 以降、Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のバージョンのオペレーティング システムでは使用できません。 スマート カード モジュールも同様の機能を提供します。
カプセル化メソッドは、指定されたコマンド アプリケーション プロトコル データ ユニット (APDU) を別のコマンド APDU にカプセル化して、スマート カードに送信します。
構文
HRESULT Encapsulate(
[in] LPBYTEBUFFER pApdu,
[in] ISO_APDU_TYPE ApduType
);
パラメーター
-
pApdu [in]
-
カプセル化する APDU へのポインター。
-
ApduType [in]
-
T=0 伝送の ISO 7816-4 ケース。
-
ISO_CASE_1
-
ISO_CASE_2
-
ISO_CASE_3
-
ISO_CASE_4
-
戻り値
メソッドは、次のいずれかの可能な値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作は正常に完了しました。 |
|
無効なパラメーター。 |
|
pApdu で不適切なポインターが渡されました。 |
|
メモリが不足しています。 |
解説
コマンド APDU をビルドするには、 BuildCmd を呼び出します。
このインターフェイスによって提供されるすべてのメソッドの一覧については、「 ISCardCmd」を参照してください。
上記の COM エラー コードに加えて、スマート カード関数が呼び出されて要求を完了した場合、このインターフェイスはスマート カード エラー コードを返す場合があります。 詳細については、「 スマート カードの戻り値」を参照してください。
例
次の例は、コマンド APDU をカプセル化する方法を示しています。 この例では、pIByteApdu が IByteBuffer インターフェイスのインスタンスへの有効なポインターであることを前提としています。
HRESULT hr;
// pIByteApdu is a pointer to an instance of IByteBuffer.
// Encapsulate the APDU.
hr = pISCardCmd->Encapsulate(pIByteApdu, ISO_CASE_1);
if (FAILED(hr))
{
printf("Failed Encapsulate.\n");
// Take other error handling action as needed.
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
クライアント サポートの終了 |
Windows XP |
サーバー サポートの終了 |
Windows Server 2003 |
ヘッダー |
|
タイプ ライブラリ |
|
[DLL] |
|
IID |
IID_ISCardCmdは D5778AE3-43DE-11D0-9171-00AA00C18068 として定義されています |
関連項目