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不透明なポインターの使用

多くの場合、クライアントは宛先に関する追加のクライアント固有の情報を格納する必要があります。 ルーティング テーブル マネージャーを使用すると、クライアントはルーティング テーブルの宛先構造にこの情報を格納できます。 情報は、 不透明なポインターを使用して格納および取得されます。 格納されている情報はプライベートであり、不透明なポインターを所有するクライアントのみがアクセスできます。

たとえば、マルチキャスト グループ マネージャーは、特定の宛先に依存するマルチキャスト転送エントリの一覧を保持します。 マルチキャスト グループ マネージャーは、その宛先で不透明なポインターを使用します。 別の例では、特定の宛先をアドバタイズするルーティング プロトコルは、最適なルートを所有していない場合でも、不透明なポインターを使用して、宛先の独自のルート アドバタイズに関連する情報を保持できます。

不透明なポインターの数は限られています。これらのポインターは、先着順でクライアントに割り当てられます。 ルーター管理者は、ルーターの構成中に正しい数のポインターを割り当てる必要があります。そのため、ルーティング プロトコルやその他のクライアントは、不透明なポインターの使用を文書化する必要があります。