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ルーティング プロトコル

ルーティング プロトコルは、ルーティング テーブル マネージャーに登録するクライアントの一種です。 ルーターはルーティング プロトコルを使用して、宛先へのルートに関する情報を交換します。

ルーティング プロトコルはユニキャストまたはマルチキャストです。 ルーティング プロトコルは、ルートを宛先にアドバタイズします。

宛先へのユニキャスト ルートは、ユニキャスト ルーティング プロトコルによって、ユニキャスト データをその宛先に転送するために使用されます。 ユニキャスト ルーティング プロトコルの例としては、ルーティング情報プロトコル (RIP)、Open Shortest Path First (OSPF)、Border Gateway Protocol (BGP) などがあります。

宛先へのマルチキャスト ルートは、一部のマルチキャスト ルーティング プロトコルによって使用され、ルートの宛先ネットワーク上のホストからマルチキャスト データを転送するために使用される情報を作成します (リバース パス転送と呼ばれます)。マルチキャスト ルーティング プロトコルの例としては、マルチキャスト Open Shortest Path First (MOSPF)、Distance Vector Multicast Routing Protocol (DVMRP)、Protocol Independent Multicast (PIM) などがあります。

ルーティング テーブル マネージャーは、ルーターで実行されている同じプロトコル (Microsoft による OSPF の実装やサードパーティの OSPF など) の複数のインスタンスをサポートしています。 これにより、ルーターは各バージョンのさまざまな機能を使用できます。 これらのプロトコルには、異なるプロトコル識別子があります。

プロトコル識別子は、ベンダー識別子とプロトコル固有の識別子で構成されます。 プロトコル固有の識別子は、Microsoft による OSPF の実装やサードパーティによる OSPF の実装など、プロトコルのさまざまな実装で同じです。 ベンダー固有の識別子とプロトコル固有の識別子が組み合わされている場合にのみ、ルーティング プロトコルの一意の識別子が存在します。

同じプロトコル識別子 (つまり、同じベンダー識別子とプロトコル固有の識別子) を持つプロトコルは、ルーティング テーブル マネージャーに複数回登録できます。 プロトコルは毎回、異なるプロトコル インスタンス識別子を使用して登録します。 たとえば、特定のベンダーからの OSPF の実装は、Vendor-OSPF-1 および Vendor-OSPF-2 として登録できます。 これにより、特定のプロトコル実装で、ルーティング テーブルに保持されている情報をパーティション分割できます。