ルーティング テーブル マネージャーへの登録
クライアントがルーティング テーブルにアクセスするには、まず RtmRegisterEntity 関数を使用してルーティング テーブル マネージャーに登録する必要があります。
クライアントが登録すると、ルーティング テーブル マネージャーに RTM_ENTITY_INFO 構造が渡されます。 この構造体には、クライアント、アドレス ファミリ、およびクライアントが登録するルーティング テーブル マネージャーのインスタンスを一意に識別する情報が含まれています。 クライアントは、 RTM_EVENT_CALLBACK コールバックを確立することもできます。 ルーティング テーブル マネージャーは、このコールバックを使用して、変更通知やクライアント登録などのイベントをクライアントに通知します。
ルーティング テーブル マネージャーは、登録処理を完了し、クライアントにハンドルを返します。 クライアントは、RTMv2 関数への後続のすべての呼び出しにこのハンドルを使用する必要があります。
RTMv2 で使用される RtmRegisterEntity 関数は、RTMv1 で使用される RtmRegisterClient 関数に似ています。 RtmRegisterClient 関数は、IPX を使用するクライアントを除き、現在は使用されていません。
クライアントがルーティング テーブル マネージャーとの対話を完了したら、 RtmDeregisterEntity を呼び出す必要があります。 ルーティング テーブル マネージャーは、クライアントに関連付けられているハンドルを破棄します。 メモリ リークを回避するには、 RtmDeregisterEntity を呼び出す前に、クライアントがすべてのハンドルを解放し、所有するすべてのルートとネクスト ホップを削除する必要があります。
これらの関数の使用方法を示すサンプル コードについては、「 ルーティング テーブル マネージャーに登録 する」および「 イベント通知コールバックを使用する」を参照してください。