次の方法で共有


Hold-Down状態のルートのマーキング

RIP や DVMRP などの距離ベクトル プロトコルなどの一部のクライアントでは、宛先への最後のルートが削除された後、一定の時間は到達不能として宛先をアドバタイズする必要があります。 削除された最後のルートは、その間に新しいルートが到着した場合でも到達不能としてアドバタイズする必要があります。 削除された最後のルートは 、ホールドダウン状態としてマークされます。 ホールドダウン プロセスは、ルーティング ループの形成を防ぎます。 ルーティング ループは、ルーティング プロトコルが古いルーティング情報をアドバタイズするときに発生します。 ホールドダウンの有効期限が切れると、これらのプロトコルは新しい最適なルートでアドバタイズを再開します。

ホールドダウン状態を実装するプロトコルは、 RtmHoldDestination 関数を使用して、宛先がホールドダウン状態であることを示します。 クライアントは、この宛先への最適なルートをアドバタイズするときに、この関数を呼び出します。 この宛先へのすべてのルートが後で削除された場合、削除された最後のルートは、 RtmHoldDestination の以前の呼び出しで指定された期間、保留状態に保たれます。

プロトコルが宛先をアドバタイズする場合、使用されるルート情報は、プロトコルがホールドダウン状態を使用するかどうか、および宛先に対して保留状態のルートが存在するかどうかによって異なります。

ホールドダウン状態を使用しないプロトコルでは、宛先のホールドダウン状態に関連するルート情報を無視し、常に最適なルートをアドバタイズできます。

これらの関数の使用方法を示すサンプル コードについては、「 Route Hold-Down State を使用する」を参照してください。