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レコードの依存関係

ピア インフラストラクチャでは、レコードの受信と処理の順序は保証されません。 アプリケーションにレコードの依存関係がある場合(つまり、あるレコードの処理または検証が別のレコードに依存している場合)、アプリケーションは、レコードが任意の予期しない順序で受信される可能性がある状況を処理できる必要があります。 たとえば、チャット アプリケーションには、特定のユーザーに関する情報を含むレコードと、ユーザー レコードを参照するチャット メッセージを含むレコードという 2 種類のレコードが含まれる場合があります。

アプリケーションは、チャット メッセージのユーザー レコードの前にチャット メッセージ レコードを受信した場合の状況を処理できる必要があります。 状況を処理する 1 つの方法は、 スタンバイ リストまたはキャッシュとタイマーを使用してユーザー レコードを待機することです。 アプリケーションは、リストまたはキャッシュ内の各レコードを定期的に調べ、必要なユーザー レコードを受信したときの状況を処理できます。

レコードの依存関係を処理するために、適切に設計されたアプリケーションは次で構成されます。

  • アクションを実行する前に、常にレコードの依存関係を確認します。
  • レコードが予期しない順序で受信されたときに発生する可能性のある条件を予測し、状況を処理します。