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ワイヤレス LAN 接続のトラブルシューティング

このシナリオでは、ユーザーはワイヤレス LAN に接続しようとしていますが、接続できません。 Netsh とネットワーク モニターを使用してトレースを収集および表示し、接続が失敗した理由を判断できます。

まず、netsh を使用してトレースを開始できます。 「netsh トレース開始シナリオ = wlan tracefile=wlanwpp.etl」と入力すると、WLAN シナリオで有効になっているすべてのプロバイダーのトレースが開始され、結果が wlanwpp.etl という名前のファイルに保存されます。 ワイヤレス LAN への接続を試みた後、「 netsh trace stop 」と入力すると、トレース ファイルが終了し、関連付けが行われます。

その後、ネットワーク モニターで wlanwpp.etl ファイルを開くことができます。 イベントは、左側のウィンドウのアクティビティ ID でグループ化されます。

ネットワーク モニターを使用したワイヤレス LAN 接続のトラブルシューティング (1)

ETL には、有効になっている他のネットワーク プロバイダーからのトレースが多数含まれています。 フィルターを適用して、 WLAN_MicrosoftWindowsWlanAutoConfig プロバイダーに関連するイベントのみを表示できます。

ネットワーク モニターを使用したワイヤレス LAN 接続のトラブルシューティング (2)

フィルターが適用されたら、フレームの概要内のイベントを確認して、関連するイベントを特定できます。 イベントを選択したら、右クリックして [会話の検索] をポイントし、[NetEvent] をクリックします。

ネットワーク モニターを使用したワイヤレス LAN 接続のトラブルシューティング (3)

左側のウィンドウでアクティビティ ID の下に項目を展開すると、接続試行に関連する他のすべてのプロバイダーを表示できます。 他のプロバイダーからのイベントを表示するには、[フィルターの表示] ウィンドウで [ 削除 ] をクリックすると、すべての フィルターが 削除されます。 トレースを分析するには、フレームの概要をスクロールし、必要に応じて追加のイベントを選択して詳細情報を収集します。 この場合、[フレームの詳細] ウィンドウには、ユーザーが間違ったパス キーを入力した可能性が高い、キー交換の失敗が原因であるという情報が表示されます。