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ReserveCost テーブル

ReserveCost テーブルは省略可能なテーブルです。これを使うと、コンポーネントのインストール状態に応じて、作成者が任意のディレクトリにディスク領域を予約することができます。

ReserveCost テーブルには次の列があります。

Column 種類 キー Nullable
ReserveKey Identifier Y N
Component_ Identifier N N
ReserveFolder Identifier N Y
ReserveLocal DoubleInteger N N
ReserveSource DoubleInteger N N

 

[列]

ReserveKey

ReserveCost テーブル エントリを一意に特定する主キー。

Component_

Component テーブルの列 1 の外部キー。 このコンポーネントがインストールされる場合、指定した容量の領域を予約します。

ReserveFolder

この列には、宛先ディレクトリの完全なパスであるプロパティ名が含まれています。 通常、このプロパティ名は Directory テーブルのディレクトリ名か、Appsearch アクションを使って取得したプロパティ セットの名前です。 これにより、ディレクトリを含むデバイスのボリューム コストに、ReserveLocal または ReserveSource で指定した容量のディスク領域が追加されます。

ReserveLocal

ローカルで実行するリンク コンポーネントがインストールされる場合に予約するディスク領域のバイト数。

ReserveSource

ソースから実行するリンク コンポーネントがインストールされる場合に予約するディスク領域のバイト数。

解説

インストールの完了後に最小限のディスク領域を予約したい作成者にとっては、この方法でコストを予約すると便利です。 たとえば、このディスク領域は、ユーザー ドキュメント用、またはインストール後にアプリケーションを起動した後にのみ作成されるアプリケーション ファイル (インデックス ファイルなど) 用に予約することができます。

ReserveCost テーブルを使うと、カスタム アクションによってインストールされる可能性のあるファイル、レジストリ エントリ、またはその他の項目のおおよそのコストをカスタム アクションで指定できます。 ReserveCost テーブルにエントリを追加するカスタム アクションの順序は、CostInitialize アクションと FileCost アクションの間にするようにします。 これは、ReserveCost テーブルに含まれるエントリの影響を受けるすべてのコンポーネントのコスト計算を FileCost アクションが正しく初期化するために必要です。

検証

ICE03
ICE06
ICE32