マージ モジュール データベース
マージ モジュールのデータベースには、モジュールのすべてのインストール プロパティとセットアップ ロジックが含まれています。 基本的に、これは簡略化されたインストーラー データベースつまり .msi ファイルです。 標準のマージ モジュール データベース ファイルは、.msm 拡張子によって示されます。 マージ モジュールに存在できるすべてのデータベース テーブルの一覧については、「マージ モジュールのデータベース テーブル」をご覧ください。 次のテーブルは、すべての .msm ファイルのデータベースに必要です。
Component、Directory、FeatureComponents、File の各テーブルは、すべての .msi ファイルにも存在することに注意してください。 マージ モジュール データベースには Feature テーブルが含まれていないため、.msm ファイルを単独でインストールすることはできません。 マージ モジュールをインストールするには、最初にマージ ツールを使って .msi ファイルにマージする必要があります。
ModuleSignature テーブルは、少なくとも 1 つの .msm ファイルとマージされた .msi ファイルにのみ存在します。 このテーブルが .msi ファイルに存在する場合は、インストール データベースに以前にマージされたマージ モジュールごとに 1 つのレコードが含まれます。
マージ モジュールは、オプションの MergeModule シーケンス テーブルを含むことができます。 これらのテーブルは、.msm ファイルにのみ含まれます。 .msm ファイルが .msi ファイルにマージされると、これらのテーブルによって、.msi ファイルのアクション シーケンス テーブルが変更されます。
マージ モジュールは、カスタム テーブルを含むことができます。 これらのテーブルは、マージ モジュールで定義されているカスタム アクションによって使われます。
マージ モジュールでユーザー インターフェイス テーブルが必要になることはほとんどありません。 これらのテーブルは、マージ モジュールでインストール時にユーザーからの入力が必要になる、まれな場合にのみ存在する必要があります。 詳しくは、「マージ モジュールでユーザー インターフェイスを作成する」をご覧ください。