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符号付き型と符号なし型 (MIDL)

符号付き型と符号なし型に異なる既定値を使用するコンパイラでは、分散アプリケーションでソフトウェア エラーが発生する可能性があります。 これらの問題を回避するには、文字型を符号付きまたは符号なしとして明示的に宣言します。 DCE IDL コンパイラは、署名されたキーワード (keyword)を認識しないことに注意してください。 したがって、MIDL コンパイラ /osf スイッチを使用する場合、この機能は使用できません。

MIDL は、ターゲット C コンパイラの char 型と同じ既定の符号を受け取る小さい型を定義します。 コンパイラが char が符号なしであると見なす場合は、 small も unsigned として定義されます。 多くの C コンパイラでは、コマンド ライン オプションとして既定値を変更できます。 たとえば、Microsoft Visual C++開発環境では、/J コマンド ライン オプションを使用すると、char の既定の符号が signed から unsigned に変更されます。

MIDL コンパイラ コマンド ライン スイッチ /char を使用して、char 型と small 型の変数の符号を制御することもできます。 このスイッチを使用すると、コンパイラで使用される既定の記号を指定できます。 MIDL コンパイラは、生成されたヘッダー ファイル内の C コンパイラの既定の型と一致しないすべての char 型の符号を明示的に宣言します。