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ファイルの検索

既定では、RC はヘッダー ファイルとリソース ファイル (アイコンファイルやカーソル ファイルなど) を最初に現在のディレクトリで検索し、次に INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリで検索します。 (PATH 環境変数は、RC が検索するディレクトリには影響しません)。

/i オプションを使用すると、RC 検索のディレクトリの一覧にディレクトリを追加できます。 その後、コンパイラはディレクトリを次の順序で検索します。

  1. 現在のディレクトリ
  2. /i オプションを使用して指定したディレクトリ (RC コマンド ラインに表示される順序)
  3. /x オプションを指定しない限り、INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリの一覧を、変数が一覧表示する順序で指定します。

次の例では、リソース定義ファイル MyApp.rc をコンパイルします。

rc /i c:\source\stuff /i d:\resources myapp.rc

スクリプト MyApp.rc をコンパイルすると、RC はヘッダー ファイルとリソース ファイルを最初に現在のディレクトリで検索し、次に C:\Source\Stuff と D:\Resources で検索し、次に INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリで検索します。

INCLUDE 環境変数の無視

検索するディレクトリを決定するときに RC が INCLUDE 環境変数を使用しないようにすることができます。 これを行うには、 /x オプションを使用します。 その後、コンパイラは、 /i オプションを使用して、現在のディレクトリと指定したディレクトリ内でのみファイルを検索します。

次のコマンドは、スクリプト ファイル MyApp.rc をコンパイルします。

rc /x /i c:\source\stuff myapp.rc

スクリプト MyApp.rc をコンパイルすると、RC はヘッダー ファイルとリソース ファイルを最初に現在のディレクトリで検索し、次に C:\Source\Stuff で検索します。 INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリは検索されません。