Speech Services へのアクセス (Microsoft エージェント制御)
[Microsoft エージェントは Windows 7 の時点で非推奨となり、以降のバージョンの Windows では使用できない場合があります。]
Microsoft エージェントのサービスには音声入力のサポートが含まれていますが、エージェントの音声入力サービスにアクセスするには、互換性のあるコマンド アンド コントロール音声認識エンジンをインストールする必要があります。 同様に、Microsoft エージェントの音声サービスを使用して文字の合成音声出力をサポートする場合は、文字に互換性のあるテキスト読み上げ (TTS) 音声エンジンをインストールする必要があります。
アプリケーションで音声入力のサポートを有効にするには、 Command オブジェクトを定義し、その Voice プロパティを設定します。 エージェントによって音声サービスが自動的に読み込まれるため、ユーザーがリッスン キーを押すか、 Listen を呼び出すと、音声認識エンジンが読み込まれます。 既定では、文字の LanguageID によって、読み込まれるエンジンが決まります。 エージェントは、Microsoft Speech API (SAPI) がこの言語に一致するように返す最初のエンジンを読み込もうとします。 特定のエンジンを読み込む場合は、 SRModeID を使用します。
テキスト読み上げ出力を有効にするには、 Speak メソッドを使用します。 エージェントは、文字の LanguageID に一致するエンジンの読み込みを自動的に試みます。 文字の定義に特定の TTS エンジン モード ID が含まれており、そのエンジンが使用可能で、文字の LanguageID と一致する場合、エージェントはそのエンジンを文字に対して読み込みます。 そうでない場合は、SAPI が文字の言語設定に一致するように返す最初の TTS エンジンが読み込まれます。 TTSModeID を使用して、特定のエンジンを読み込むこともできます。
通常、エージェントは、リッスン モードが開始されたときに音声認識を読み込み、 Speak が最初に呼び出されたときにテキスト読み上げエンジンを読み込みます。 ただし、音声エンジンを事前に読み込む場合は、音声インターフェイスに関連するプロパティに対してクエリを実行します。 たとえば、 SRModeID または TTSModeID に対してクエリを実行すると、その種類のエンジンの読み込みが試行されます。
Microsoft エージェントの音声サービスは Microsoft Speech API に基づいているため、必要な音声インターフェイスをサポートする任意のエンジンを使用できます。