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インデックスの拡張 (従来の Windows 環境機能)

Note

Windows Desktop Search 2.x は、Windows XP および Windows Server 2003 のアドインとして最初に使用できた古いテクノロジです。 以降のリリースでは、代わりに Windows Search を使用してください。

2.x バージョンの Microsoft Windows デスクトップ検索 (WDS) の使用と開発は、 Windows Search を優先することは強くお勧めしません。

WDS を拡張して、新しいファイルの種類とデータ ストアの内容にインデックスを付けることができます。 現在、WDS 2.x には 200 種類を超えるアイテム (HTML、XML、ソース コード ファイルなどのプレーンテキスト項目を含む) のフィルターが含まれており、SharePoint Services と同じ IFilterおよびプロトコル ハンドラー テクノロジが使用されています。 新しいファイルの種類に対して既にフィルター実装がインストールされている場合、WDS は既存のフィルター インターフェイスを使用してこのデータのインデックスを作成できます。

WDS 2.x アドインを使用すると、インデックスで新しいデータとデータ構造をスキャンして解析し、検索可能なカタログに追加する情報を取得できます。 これらのアドインでは、Windows シェルを拡張して、アイコンとコンテキスト メニュー ハンドラーを新しいファイルの種類とデータ ストアに関連付けることもできます。 WDS カタログに新しいファイルの種類を含めるには、アドインで IFilterインターフェイスを実装する必要があります。 新しいデータ ストアを含めるには、アドインがプロトコル ハンドラーである必要があります。 新しいデータ ストアに埋め込みファイルまたは新しいファイルの種類自体が含まれている場合は、適切なフィルターも記述する必要があります。

Note

すべてのアドインが実行されるプロセスで CLR のバージョン管理の問題が発生する可能性があるため、フィルターとプロトコル ハンドラーはネイティブ コードで記述する必要があります。

 

インデックスへのファイルの種類の追加

アドインは WDS を拡張して、新しいファイルの種類または独自のファイルの種類にインデックスを付け、新しいファイルの種類ごとにファイル固有のアイコンまたはコンテキスト メニューに関連付けることができます。 これを行うには、次のアドインをビルドして登録します。

  1. WDS がファイルの種類のテキストとメタデータにアクセスしてインデックスを作成できるように、ファイルの種類ごとに IFilterインターフェイスを実装します。
  2. IExtractIcon インターフェイスと IContextMenu インターフェイスを実装して、統合と使いやすさを向上させるためにアイコンとコンテキスト メニューを追加します。

フィルターの実装の詳細については、「 IFilter アドインの開発」を参照してください。

インデックスへのデータ ストアの追加

アドインは WDS を拡張して、新しいデータ ストアのインデックスを作成したり、ファイルをファイル固有のアイコンまたはコンテキスト メニューに関連付けたりすることができます。 これを行うには、次のプロトコル ハンドラーをビルドして登録できます。

  1. ISearchProtocol インターフェイスと IUrlAccessor インターフェイスを実装して、コンテンツ ソース内の個々のアイテムを処理およびバインドします。 WDS では、URL を使用して、ファイル システム内、データベースに似たストア内、または Web 上のいずれにあるかにかかわらず、アイテムを一意に識別します。
  2. IPersistFolder インターフェイスと IShellFolder インターフェイスの一部を実装して、統合と使いやすさを向上させるためにアイコンとコンテキスト メニューを追加します。

プロトコル ハンドラーの実装に関する説明については、プロトコル ハンドラーの開発に関 するページを参照してください。

アドイン インストーラーのガイドライン

アドインのインストールは、次のガイドラインに従う必要があります。

  • インストーラーでは、EXE インストーラーまたは MSI インストーラーを使用する必要があります。
  • リリース ノートを提供する必要があります。
  • インストールされているアドインごとに、 プログラムの追加と削除 のエントリを作成する必要があります。
  • インストーラーは、現在のアドインが認識する特定のファイルの種類またはストアのすべてのレジストリ設定を引き継ぐ必要があります。
  • 以前のアドインが上書きされている場合、インストーラーはユーザーに通知する必要があります。
  • 新しいアドインが以前のアドインを上書きした場合は、以前のアドインの機能を復元し、そのファイルの種類またはストアの既定のアドインにし直す機能が必要です。

リファレンス

IFilter アドインの開発

プロトコル ハンドラーの開発

その他のリソース

Ifilter