国際化について
国際化されたソフトウェア製品を開発するには、正しいコードの作成だけでなく、製品が多くのロケールをサポートできるようにする設計も必要です。 開発者とそのマネージャーは、さまざまな市場で使用できる単一のバイナリとして提供する場合でも、それぞれ 1 つのロケールに固有の複数のバイナリとして提供する場合でも、ワールド対応アプリケーションを作成するために必要な作業のレベルと詳細に注意する必要があります。 開発者は、国際化にコード開発以外のことが含まれていることを管理が理解していることを確認します。 製品サイクルの開始時に国際化のための設計を行うと、時間、コスト、労力を節約できます。
国際化 とは、世界中のロケールに適応するソフトウェアの作成です。 ロケールは、言語関連のユーザー設定のコレクションです。 ロケールは、言語と地理的リージョンのペアリングによって指定されます。 たとえば、英語 (米国) と英語 (英国) は、英語 (カナダ) とフランス語 (カナダ) の 2 つの異なるロケールです。
国際化されたソフトウェアには、次の属性があります。
-
世界対応性 では、ロケールに依存しないコードをロケール依存リソースから分離する設計と実装について説明し、次の 2 つの主要な領域で構成されます。
- グローバリゼーション は、言語やロケールに依存しない機能とコード設計を備えたプログラム コアを開発するプロセスです。 代わりに、Unicode でサポートされる言語スクリプトの入力、表示、出力、および特定のロケールに関連するデータがデザインでサポートされます。
- ローカライズ可能性 とは、ソフトウェア コード ベースとリソースの設計であり、以下に定義されているように、ソース コードを変更することなく、プログラムを異なる言語エディションにローカライズできます。 たとえば、コード内の文字列バッファーや UI のテキスト ボックスは、ドイツ語やオランダ語などの言語で長いテキスト文字列を格納するのに十分な大きさにする必要があります。
- ローカライズ これには、特定の市場向けの製品の翻訳とカスタマイズが含まれます。これは主に、ソース コードを記述するのではなく、リソース ファイルを作成することです。
たとえば、Microsoft Win32 API によって提供される各国語サポート (NLS) の使用は、世界の準備をサポートするソフトウェア開発プロセスですが、UI 要素の変更、テキストの翻訳、および用語の標準化は、通常、翻訳者などの言語専門家によって実行されるローカライズ手順です。 コード開発が世界の準備性を重視している場合でも、設計上の決定が翻訳者の作業に影響を与えるので、ローカライズを理解する必要があります。