シナリオ 3: パフォーマンス カウンター
パフォーマンス カウンターは、要求または受信されるデータの数、サイズ、期間、速度に応じて、情報またはデータの量を測定します。 エラー メッセージの一覧など、カウンターから詳細の一覧を取得することは想定しないでください。 代わりに、パフォーマンス カウンターを使用して、スタートアップ後のエラー メッセージの数やエラー メッセージが生成される速度などの数量を取得します。
HTTP.sys のパフォーマンス カウンター
Windows Vista および Windows Server 2008 以降、HTTP.sys には、Web サーバーの監視、診断、容量計画に役立つ次のパフォーマンス メトリック カウンターがあります。HTTP Server API コンポーネントには、Web サーバーの監視、診断、容量計画に役立つ次のパフォーマンス カウンターがあります。
- HTTP サービス カウンター:
- キャッシュ内の URI の数(スタートアップ以降に追加、起動後に削除、キャッシュ フラッシュの数)
- キャッシュ ヒット/秒とキャッシュ ミス/秒
- HTTP サービス URL グループ:
- データ送信レート、データ受信率、転送バイト数 (送受信)
- 接続の最大数、接続試行率、GET 要求と HEAD 要求のレート、要求の合計数
- HTTP サービス要求キュー:
- キュー内の要求の数、キュー内の最も古い要求の有効期間 (キュー内の最後の要求の有効期間)
- キューへの要求の到着率、拒否率、拒否された要求の合計数、キャッシュ ヒット率
パフォーマンス カウンター へのアクセスの
- コマンド プロンプト パフォーマンス診断コンソールを起動するには、perfmon を入力します。
- ツリー コントロール パフォーマンス モニター を選択し、+をクリックして カウンターの追加 を開きます。
- からカウンターを追加、3 つのパフォーマンス カウンター セットから選択します:HTTP サービス、HTTP サービス要求キュー、または HTTP サービス URL グループ。
- HTTP サービス要求キューの と HTTP サービス URL グループ カウンター セットのカウンターを表示するには、インスタンス を選択し、[の追加] をクリックし、[OK] クリックします。 HTTP サービス カウンターを表示するには、左側のウィンドウでカウンター セットを選択し、[の追加] をクリックします。
手記
これらのカウンターはコンポーネント全体の状態を表すので、マシンごとに存在する HTTP サーバー API カウンターのインスタンスは 1 つだけです。 URL グループ パフォーマンス カウンターのインスタンスでは、(パフォーマンス カウンターの) インスタンス ID が URL グループ ID と一致します。 URL グループ ID は、netsh http show servicestate 実行することで表示できます。 要求キューのパフォーマンス カウンターのインスタンスでは、インスタンス名は要求キュー名に対応します。 要求キュー名 (存在する場合) は、同じ netsh http show servicestateで表示できます。 ただし、一部のサーバー アプリケーションには、パフォーマンス カウンター インスタンス ID と一致できない名前のない要求キューがある場合があります。