デバイス コンテキストの既定値を表示する
最初にディスプレイ デバイス コンテキストを作成すると、デバイス コンテキストを構成する属性 (つまり、描画オブジェクト、色、モード) に既定値が割り当てられます。 次の表は、ディスプレイ デバイス コンテキストの属性の既定値を示しています。
属性 | 既定値 |
---|---|
背景の色 | コントロール パネルの背景色の設定 (通常は白)。 |
背景モード | 不透明 |
Bitmap | なし |
ブラシ | WHITE_BRUSH |
ブラシの原点 | (0,0) |
クリッピング領域 | 必要に応じて、更新リージョンがクリップされたウィンドウまたはクライアント領域全体。 クライアント領域の子ウィンドウとポップアップ ウィンドウもクリップされる場合があります。 |
[パレット] | DEFAULT_PALETTE |
現在のペン位置 | (0,0) |
デバイスの配信元 | ウィンドウまたはクライアント領域の左上隅。 |
描画モード | R2_COPYPEN |
フォント | SYSTEM_FONT |
文字間の間隔 | 0 |
マッピング モード | Mm_text |
ペン | BLACK_PEN |
Polygon -fill モード | 代替 |
ストレッチ モード | BLACKONWHITE |
テキストの色 | コントロール パネルからのテキストの色の設定 (通常は黒)。 |
ビューポート範囲 | (1,1) |
ビューポートの原点 | (0,0) |
ウィンドウの範囲 | (1,1) |
ウィンドウの原点 | (0,0) |
アプリケーションでは、 SelectObject、 SetMapMode、 SetTextColor などの選択および属性関数を使用して、表示デバイス コンテキスト属性の値を変更できます。 たとえば、アプリケーションは SetMapMode を使用してマッピング モードを変更することで、座標系の既定の測定単位を変更できます。
共通、親、またはウィンドウのデバイス コンテキストの属性値に対する変更は永続的ではありません。 アプリケーションがこれらのデバイス コンテキストを解放すると、コンテキストがキャッシュに返されると、マッピング モードやクリッピング領域などの現在の選択は失われます。 クラスまたはプライベート デバイス コンテキストへの変更は無期限に保持されます。 元の既定値に復元するには、アプリケーションで各属性を明示的に設定する必要があります。