ビットマップの色
システムは、ビットマップの色をペン、ブラシ、テキストの色とは異なる方法で処理します。 CreateBitmap または CreateCompatibleBitmap 関数を使用して作成された互換性のあるビットマップは、デバイス固有であり、デバイスに依存する形式で色情報を保持します。 色の値は使用されず、色は近似とディザリングの影響を受けません。
デバイスに依存しないビットマップ (DIB) では、カラー値またはカラー パレット インデックスとして色情報が保持されます。 色の値を使用する場合、色は近似の対象になりますが、ディザリングは行われません。 カラー パレット インデックスは、カラー パレットをサポートするデバイスでのみ使用できます。 インデックスによって識別される近似色やディザ色はシステムにありませんが、結果の色は意図した色とは異なる場合があります。これは、インデックスによって有効な結果が得られるのは、ビットマップの作成時に現在のカラー パレットのコンテキストでのみ行われるためです。 パレットが変更された場合は、ビットマップの色も変更します。 パレット インデックスの詳細については、「 既定のパレット と PALETTEINDEX」を参照してください。
アプリケーションは、論理パレットを参照するだけでなく、DIB カラー テーブル内の値を参照することもできます。 DIB カラー テーブルで色を選択するには、 DIBINDEX を呼び出します。 これは、DIB が選択されているデバイス コンテキストでのみ可能であることに注意してください。