JetGrowDatabase 関数
適用対象: Windows |Windows Server
JetGrowDatabase 関数
JetGrowDatabase 関数は、現在開いているデータベースのサイズを拡張します。
JET_ERR JET_API JetGrowDatabase(
__in JET_SESID sesid,
__in JET_DBID dbid,
__in unsigned long cpg,
__in unsigned long* pcpgReal
);
パラメーター
sesid
API 呼び出しに使用するデータベース セッション コンテキスト。
dbid
拡張されるデータベース。
Cpg
データベースの目的のサイズ (ページ単位)。
pcpgReal
API 呼び出し後にデータベースのサイズを受け取る数値へのポインター (ページ単位)。 API 呼び出しが失敗した場合、 pcpgReal の内容は未定義です。
戻り値
この関数は、次のいずれかの戻りコードを 使用して、JET_ERR データ型を返します。 考えられる ESE エラーの詳細については、「 拡張ストレージ エンジン エラー と エラー処理パラメーター」を参照してください。
リターン コード |
説明 |
---|---|
JET_errSuccess |
操作は正常に完了しました。 |
JET_errDiskFull |
ボリュームに、拡張操作を実行するための空き領域が不足しています。 |
JET_errDiskIO |
JetSetDatabaseSize によってファイル関連のエラーが返されました。 返される可能性があるその他のファイル関連エラーの詳細については、「 JetSetDatabaseSize」を参照してください。 |
解説
大量のデータを挿入する前に JetGrowDatabase が呼び出された場合、データベース ファイルは 1 回の操作で拡張されます。 これにより、データベース ファイルがファイル システム レベルで断片化される可能性が減り、データベース ファイルを拡大する必要がある回数も減ります。 データベース ファイルを 1 回増やした方が、複数回増やすよりも高速になる場合があります。
現在、ファイルの拡大のみがサポートされています。 ファイルを圧縮するには、 esentutl.exe ユーティリティ プログラムのデフラグ機能を使用します。
開かっていないデータベースのサイズを設定するには、「 JetSetDatabaseSize」を参照してください。
ファイル サイズが 、pcpgReal で返されるページ数と一致しない場合があります。 pcpgReal ではカウントされない可能性がある追加の予約ページが 2 つあります。
必要条件
要件 | 値 |
---|---|
Client |
Windows Vista、Windows XP、または Windows 2000 Professional が必要です。 |
[サーバー] |
Windows Server 2008、Windows Server 2003、または Windows 2000 Server が必要です。 |
Header |
Esent.h で宣言されています。 |
Library |
ESENT.lib を使用します。 |
[DLL] |
ESENT.dllが必要です。 |
参照
JET_ERR
JET_GRBIT
JET_SESID
JET_TABLEID
JET_OBJECTINFO
JET_OBJECTLIST
JetSetDatabaseSize