EAP のアクセス ポイントの初期化
初期化時に、アクセス ポイント (AP) は、インストールされている認証プロトコルについてレジストリに対してクエリを実行します。 その後、AP は、各認証プロトコルに対してエクスポートされた関数 RasEapGetInfo を呼び出します。 RasEapGetInfo 関数は、PPP_EAP_INFO型の 1 つのパラメーターを受け取ります。 AP は、この構造体の dwEapTypeId メンバーを使用して、認証プロトコルを指定します。 1 つの DLL で複数のプロトコルがサポートされる場合があることに注意してください。 RasEapGetInfo がNO_ERROR以外の値を返す場合、AP は認証プロトコルが使用できないことを前提としています。
RasEapGetInfo からの戻り時に、PPP_EAP_INFO構造体には、EAP DLL の RasEapInitialize、RasEapBegin、RasEapMakeMessage、および RasEapEnd 関数へのポインターが含まれます。 AP サービスは、これらの関数を使用して認証プロトコルと相互運用します。 AP は、認証プロトコルごとに RasEapInitialize を直ちに呼び出して初期化します。 サービスがシャットダウンすると、 RasEapInitialize が再度呼び出されます。今回は fInitialize パラメーターを FALSE に設定して、認証プロトコル自体をシャットダウンする必要があることを示します。