マルチリンク接続とコールバック接続
マルチリンク接続の最初のリンクの場合、認証サービスは、PPP_EAP_INPUT構造体の fFlags メンバーに RAS_EAP_FLAG_FIRST_LINK フラグを設定します。 認証プロトコルでは、このフラグの存在を使用して、マルチリンク接続の最初のリンク専用のユーザー インターフェイスを提示するかどうかを判断できます。
サーバーがクライアント コンピューターをコールバックするように接続が構成されている場合、RAS_EAP_FLAG_FIRST_LINK フラグはコールバックに設定されません。
認証プロトコルで PPP_EAP_OUTPUT の fSaveConnectionData メンバーを TRUE に設定すると、マルチリンク接続内の後続のリンクは新しい接続固有のデータを受け取ります。 ただし、ユーザー固有のデータの場合、認証プロトコルは、PPP_EAP_OUTPUTの fSaveUserData メンバーを TRUE に設定した場合でも、引き続き元のユーザー固有のデータを取得します。
認証プロトコルでは、 対話型ユーザー インターフェイス を使用して、マルチリンク接続の特定のリンクのデータを収集できます。 この場合、認証サービスは、後続のリンク中に、結果のデータを認証プロトコルで使用できるようにします。 ただし、このデータは永続ストレージに保存されません。