網かけモード (Direct3D 9)
多角形のレンダリングに使用されるシェーディング モードは、その外観に大きな影響を与えます。 シェーディング モードは、多角形の面上の任意のポイントでの色と照明の強度を決定します。 Direct3D では、2 つのシェーディング モードがサポートされています。
フラット 網かけ
フラット シェーディング モードでは、Direct3D レンダリング パイプラインによってポリゴンがレンダリングされ、最初の頂点にあるポリゴン マテリアルの色がポリゴン全体の色として使用されます。 フラット シェーディングでレンダリングされる 3D オブジェクトは、同一平面上でない場合、ポリゴン間のエッジが明らかにシャープになります。
次の図は、フラット シェーディングでレンダリングされたティーポットを示しています。 各ポリゴンのアウトラインが明確に表示されます。 フラット シェーディングは、最も高速なシェーディング形式です。
ゴウルーの網かけ
Direct3D は、Gouraud シェーディングを使用してポリゴンをレンダリングする場合、頂点法線パラメーターと照明パラメータを使用して各頂点の色を計算します。 次に、多角形の面全体に色を補間します。補間は直線的に行われます。 たとえば、頂点 1 の色の赤い成分が 0.8 で、頂点 2 の赤い成分が 0.4 の場合、Gouraud シェーディング モードと RGB カラー モデルを使用すると、Direct3D 照明モジュールは、これらの頂点間の線の中間点にあるピクセルに 0.6 の赤い成分を割り当てます。
次の図は、Gouraud の網かけを示しています。 このティーポットは、多くのフラットな三角形の多角形で構成されています。 ただし、Gouraud シェーディングを使用すると、オブジェクトのサーフェスが曲線状で滑らかに表示されます。
Gouraud シェーディングは、鋭いエッジを持つオブジェクトを表示するためにも使用できます。
詳細については、「 面と頂点の法線ベクトル (Direct3D 9)」を参照してください。
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