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バンプ マッピングの数式 (Direct3D 9)

Direct3D は、各バンプ マップ ピクセルの DU および DV コンポーネントに次の数式を適用します。

バンプ マッピング 行列変換の数式

これらの数式では、DU 変数と DV 変数がバンプ マップ ピクセルから直接取得され、2x2 行列によって変換され、出力デルタ値 DU' と DV' が生成されます。 システムは出力値を使用して、次のテクスチャ ステージで環境マップに対応するテクスチャ座標を変更します。 変換マトリックスの係数は、D3DTSS_BUMPENVMAT00、D3DTSS_BUMPENVMAT10、D3DTSS_BUMPENVMAT01、およびテクスチャ ステージの状態D3DTSS_BUMPENVMAT11設定されます。

次の数式に示すように、システムは、you と v の差分値に加えて、次のブレンド ステージで環境マップの色を調整するために使用する輝度値を計算できます。

スケール ファクターとオフセットから計算された出力輝度の数式

この数式では、L' は計算される出力輝度です。 L 変数は、バンプ マップ ピクセルから取得された輝度値で、スケーリング 係数 S とオフセットに変数 O の値を乗算します。D3DTSS_BUMPENVLSCALEとD3DTSS_BUMPENVLOFFSETテクスチャ ステージの状態によって、数式内の S 変数と O 変数の値が制御されます。 この数式は、バンプ マップを含むステージのテクスチャ ブレンド操作がD3DTOP_BUMPENVMAPLUMINANCEに設定されている場合にのみ適用されます。 D3DTOP_BUMPENVMAPを使用する場合、システムは L' に 1.0 の値を使用します。

出力デルタ値 DU' と DV' を計算した後、システムはそれらを次のテクスチャ ステージのテクスチャ座標に追加し、選択した色を輝度によって変調して、多角形に適用される色を生成します。

バンプ マッピング