次の方法で共有


分散ファイル システム (DFS) 関数

分散ファイル システム (DFS) 関数は、複数のサーバー上の共有を論理的にグループ化し、共有を 1 つの階層型名前空間に透過的にリンクする機能を提供します。 DFS は、ネットワーク上の共有リソースをツリー状の構造で整理します。

DFS では、 スタンドアロンの DFS 名前空間、1 つのホスト サーバーを持つ DFS 名前空間、および複数のホスト サーバーと高可用性を持つ ドメイン ベース の名前空間がサポートされています。 ドメイン ベースの名前空間の DFS トポロジ データ は、Active Directory に格納されます。 データには、DFS ルート、DFS リンク、および DFS ターゲットが含まれます。

各 DFS ツリー構造には、1 つ以上の ルート ターゲットがあります。 ルート ターゲットは、DFS サービスを実行するホスト サーバーです。 DFS ツリー構造には、1 つ以上の DFS リンクを含めることができます。 各 DFS リンクは、ネットワーク上の 1 つ以上の共有フォルダーを指します。 DFS 名前空間から DFS リンクを追加、変更、および削除できます。 DFS リンクに関連付けられている最後のターゲットを削除すると、DFS は DFS 名前空間の DFS リンクを削除します。 (以前のドキュメントでは、DFS リンクはジャンクション ポイントと呼ばれています。

DFS リンクは、1 つ以上の共有フォルダーを指すことができます。フォルダーは ターゲットと呼ばれます。 ユーザーが DFS リンクにアクセスすると、DFS サーバーはクライアントのサイト情報に基づいて一連のターゲットを選択します。 クライアントは、セット内の最初の使用可能なターゲットにアクセスします。 これにより、クライアント要求を可能なターゲットに分散し、一部のサーバーで障害が発生した場合でもユーザーに継続的なアクセシビリティを提供できます。

アプリケーションは DFS 関数を使用して、次のことができます。

  • DFS ルートへの DFS リンクを追加します。
  • スタンドアロンおよびドメイン ベースの DFS 名前空間を作成または削除します。
  • 既存の DFS リンクにターゲットを追加します。
  • DFS ルートから DFS リンクを削除します。
  • DFS リンクからターゲットを削除します。
  • DFS ルートとリンクに関する情報を表示および構成します。

DFS 関数の一覧については、「 分散ファイル システム関数」を参照してください。

DFS 構造体の一覧については、「 分散ファイル システム構造」を参照してください。

Microsoft Windows を実行しているコンピューター上のターゲットは、DFS 名前空間で発行できます。 また、DFS 名前空間でクライアント リダイレクターを使用できる Microsoft 以外の共有を発行することもできます。 ただし、Windows Server を実行しているサーバーで公開されている共有とは異なり、DFS ルートをホストしたり、他の DFS ターゲットに紹介を提供したりすることはできません。

DFS では、Windows Server ファイル レプリケーション サービスを使用して、レプリケートされたターゲット間で変更をコピーします。 ユーザーは 1 つのターゲットに格納されているファイルを変更でき、ファイル レプリケーション サービスは変更を他の指定されたターゲットに反映します。 サービスは、ドキュメントまたはファイルに対する最新の変更を保持します。