COM+ カタログ
COM+ カタログには、COM+ アプリケーション属性、クラス属性、およびコンピューター レベルの属性が格納されます。 これらの属性間の一貫性が保証され、これらの属性に対して一般的な操作が提供されます。
COM+ カタログでは、次の 2 つの異なるストアが使用されます。
- COM+ 登録データベース
- Windows レジストリ (HKEY_CLASSES_ROOT)
カタログは、これら 2 つのストアの統合された論理ビューを提示し、COM+ Administration ライブラリを通じて公開します。 このライブラリは、スクリプト言語を使用して、コンポーネント サービス管理ツールのすべての機能を提供します。
新しい COM+ サービスを必要としない既存の COM コンポーネントの場合、検索は既存の Windows レジストリで行われます。 COM+ カタログでは、タイプ ライブラリとインターフェイス プロキシ/スタブ登録に Windows レジストリも使用されます。
分割登録
サービス環境で実際に使用されている既存の COM コンポーネント (MTS コンポーネントなど) の新しいコンポーネントの場合、登録の基本的な COM の側面は Windows レジストリに格納され、新しいサービスと属性 (キューに登録されたコンポーネントなど) は COM+ 登録データベースに格納されます。 これは、 自動登録と呼ばれます。
各属性は、Windows レジストリまたは COM+ 登録データベースの 1 つの場所にのみ格納されます。 新しい COM コンポーネントは COM+ 登録データベースにのみ登録され、既存のツールで使用できるように Windows レジストリに重複が存在します。
カタログへのトランザクション 更新
カタログに対する一部の操作は、トランザクション方式で実行されます。 トランザクション コンポーネントから COM+ Administration Library を呼び出すと、COM+ 登録データベースの更新は呼び出し元コンポーネントのトランザクション境界内で行われます。
ただし、他のストア (ファイル システムや Windows レジストリなど) への変更を伴う更新プログラムは、完全なトランザクションであるとは限りません。 中止されたトランザクションでは、これらのストアが、互いに加えられた変更や COM+ 登録データベースに対して行われた変更と一致しない状態のままになる可能性があります。
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