COM+ CRM でのエラー処理
COM+ サーバー アプリケーションは、failfast ポリシーを実装します。 重大な内部エラーが検出された場合、サーバー アプリケーション プロセスが終了し、エラー メッセージが Windows イベント ログに書き込まれます。 これにより、問題の迅速な検出が可能になり、トランザクション処理によるアプリケーション データの保護が可能になります。 開発中または最終デプロイ中に CRM からエラーが発生した場合、必ず Windows イベント ログをチェックします。
無効な引数やシーケンス エラーなど、CRM インターフェイスを使用する際に基本的なエラーが発生した場合 (たとえば、CRM コンペンセーターを登録する前にログ レコードを書き込もうとするなど)、エラー コードを返します。failfast はトリガーしません。 CRM 開発では、VTRACE1 レジストリ キー (「COM+ CRM レジストリ設定」を参照) を設定することを選択できます。これにより、エラーが発生するたびにデバッガーの出力ウィンドウにメッセージが表示されます。
一時的なエラーも発生する可能性があります。 通常、これらのエラーはタイミング条件によって発生するため、エラー コードが返されます。 CRM 開発者は、これらのエラー状態が処理されることを確認する必要があります。 たとえば、ログ レコードの書き込み中、タイムアウトが原因でトランザクションが中止する可能性があります。次に、呼び出し元がチェックし、適切に処理する必要があるエラーを返します。
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