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コンパイル済みの Visual Basic コンポーネントのデバッグ

多くの場合、Microsoft Visual Basic 環境内でコンポーネントの機能の一部のみをデバッグできるため、コンパイル後に Visual Basic でビルドされたコンポーネントをデバッグする必要がある場合があります。 Visual Basic 環境ではこれを有効にしないため、代わりに Microsoft Visual C++ 環境を使用する必要があります。

Visual C++ 環境で Visual Basic コンポーネントをデバッグするには

  1. Visual Basic 6.0 で、デバッグする Visual Basic プロジェクトを開きます。

  2. [ファイル] メニューの [YourProject.dllの作成] をクリックします

  3. [Project Options]\(プロジェクトのオプション\) ダイアログ ボックスで、次の手順を実行します。

  4. [プロジェクトのプロパティ] ダイアログ ボックスの [コンパイル] タブで、[ネイティブ コードにコンパイル] と [最適化なし] をクリックし、[シンボリック デバッグ情報作成] チェック ボックスを選択します。

  5. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックしてプロジェクトをコンパイルします。

  6. コンパイル済み DLL を COM+ アプリケーションが通常インストールされている場所に移動します。

    Note

    DLL を移動しないと、DLL のシンボリック デバッグ情報が見つからないことを示すエラー メッセージが表示されることがあります。 コンポーネントのブレークポイントでデバッガーを停止できない場合は、DLL が標準パッケージ ディレクトリにあることを確認し、そのパッケージからコンポーネントを削除して、コンポーネントを再追加します。

     

  7. Visual C++ を起動します。

  8. [ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

  9. [ワークスペースを開く] ダイアログ ボックスで、[ファイルの種類] を [すべてのファイル(*.*)]設定し、コンパイルしたコンポーネントを選択して[開く]をクリックします

  10. [ファイル] メニューの [開く ] ([ワークスペースを開く] ではなく) をクリックし、デバッグする Visual Basic モジュール (.bas)、フォーム (.frm)、またはクラス (.cls) を開きます。

  11. メニューで [プロジェクトの設定] をクリックします。

  12. [プロジェクト 設定] ダイアログ ボックスの [デバッグ] タブで、[カテゴリ] ボックスの [全般] を選択します。

  13. [デバッグ セッションの実行可能ファイル] ボックスに、Dllhost.exeの完全修飾パスを入力し、その後にコンポーネントを含む COM+ アプリケーションのプロセス ID を指定する引数を入力します。 プロセス ID は、COM+ アプリケーションの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブにあります。 C:\Winnt\System32\Dllhost.exe /ProcessID:{<processID>} の例を次に示します。

  14. OK をクリックします。

COM+ Visual Basic デバッグのサポート (MTS とは対照的)

Visual Basic IDE でのデバッグ