コンポーネント キューのアクティブ化
キューに置かれたコンポーネントに対してメソッド呼び出しを行うと、メソッドは直接実行されません。 代わりに、メッセージ キュー は、メソッド呼び出しとパラメーターをキューにマーシャリングして格納し、キューに登録されたコンポーネントによって後で取得および実行されます。 リモート DCOM オブジェクトのアクティブ化とは異なり、キューに置かれたコンポーネントは、メソッドが呼び出されたときにインスタンス化されません。 これは、キューに置かれたコンポーネントを使用する際の基本的な考え方です。キューに置かれたコンポーネントについては、呼び出し元のアプリケーションと同時にインスタンス化する必要がありません。
Note
キューに登録されたアプリケーションをアクティブ化するための説明では、アプリケーションがキューに登録されていること、およびリスナー チェック ボックスが有効になっていることを前提としています。
スクリプトを使用して、キューに置かれたアプリケーションを開始および停止することができます。 このスクリプトをタスク スケジューラの制御下に置いて、必要に応じて実行できます。 たとえば、アプリケーションを永続的に使用できるようにする場合に、システムの再起動時にスクリプトを実行できます。 アプリケーションがバッチ モードでトランザクションを処理する場合は、シャットダウン スクリプトと組み合わせることで、スクリプトが毎日特定の時刻に実行し、確実にバッチ処理が特定の時刻に停止するようにできます。
コンポーネント サービス管理ツール
キューに置かれたアプリケーションを起動するには、次の手順を使用します。
コンポーネント サービス管理ツールのコンソール ツリーの [コンポーネント サービス] で、管理するコンピューターに関連付けられている [COM+アプリケーション] フォルダーを開きます。
キューをアクティブにするアプリケーションを右クリックします。
[開始] をクリックします。
Visual Basic
COMAdminCatalog.StartApplication の例を参照してください。
C/C++
「COMAdminCatalog.StartApplication」の例を参照してください。
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