次の方法で共有


EN_VSCROLL 通知コード

ユーザーがエディット コントロールの垂直スクロール バーをクリックしたとき、またはユーザーがエディット コントロールの上でマウス ホイールをスクロールしたときに送信されます。 エディット コントロールの親ウィンドウは、WM_COMMAND メッセージを通してこの通知コードを受信します。 親ウィンドウは、画面が更新される前に通知を受け取ります。

EN_VSCROLL

    WPARAM wParam;
    LPARAM lParam;

パラメーター

wParam

LOWORD には、エディット コントロールの ID が含まれています。 HIWORD は通知コードを指定します。

lParam

エディット コントロールへのハンドル。

解説

このメッセージは、垂直スクロール バー上の次のマウス イベントに対して送信されます: どちらかの矢印ボタンのクリック、または矢印ボタンとつまみの間でのクリック。 ただし、マウス自体のスクロール バーをクリックしても、このメッセージは送信されません。 このメッセージは、キーボード イベントによってエディット コントロールのビュー領域が変更された場合 (たとえば、HOME、END、PAGE UP、PAGE DOWN、UP ARROW、DOWN ARROW を押した場合) にも送信されます。

マウス ホイールは、スクロールする中央のホイールを持つマウスです。 詳細については、「マウス入力について」の "マウス ホイール" を参照してください。

リッチ エディット: Microsoft Rich Edit 1.0 以降でサポートされています。 EN_VSCROLL 通知コードを受信するには、EM_SETEVENTMASK メッセージと共に送信されるマスクで ENM_SCROLL を指定します。 リッチ エディット バージョンとさまざまなシステム バージョンの互換性については、「リッチ エディット コントロールについて」を参照してください。

要件

要件 Value
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
ヘッダー
Winuser.h (Windows.h を含む)

関連項目

リファレンス

EN_HSCROLL

Conceptual

エディット コントロールの使用

その他のリソース

WM_COMMAND