WINHTTP_CREDS構造体 (winhttp.h)
WINHTTP_CREDS構造には、サーバーとプロキシの認証に使用されるユーザー資格情報が含まれています。
構文
typedef struct tagWINHTTP_CREDS {
LPSTR lpszUserName;
LPSTR lpszPassword;
LPSTR lpszRealm;
DWORD dwAuthScheme;
LPSTR lpszHostName;
DWORD dwPort;
} WINHTTP_CREDS, *PWINHTTP_CREDS;
メンバー
lpszUserName
ユーザー名を含むバッファーへのポインター。
lpszPassword
パスワードを含むバッファーへのポインター。
lpszRealm
領域を含むバッファーへのポインター。
dwAuthScheme
次のいずれかの値として、認証スキームを含むフラグ。
値 | 意味 |
---|---|
|
基本認証を使用します。 |
|
NTLM 認証を使用します。 |
|
ダイジェスト認証を使用します。 |
|
NTLM 認証と Kerberos 認証のどちらかを選択します。 |
lpszHostName
ホスト名を含むバッファーへのポインター。
dwPort
サーバー接続ポート。
注釈
この構造体は、オプション WINHTTP_OPTION_GLOBAL_SERVER_CREDS および オプションフラグWINHTTP_OPTION_GLOBAL_PROXY_CREDS使用されます。 これらのオプションには、レジストリ キー HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings が必要です。ShareCredsWithWinHttp。 このレジストリ キーは既定では存在しません。
設定すると、WinINet は資格情報を WinHTTP に送信します。 WinHttp が認証チャレンジを受け取るたびに、現在のハンドルに資格情報が設定されていない場合は、WinINet によって提供される資格情報が使用されます。 プロキシ資格情報に加えてサーバー資格情報を共有するには、ユーザーが WINHTTP_OPTION_USE_GLOBAL_SERVER_CREDENTIALS オプション フラグを設定する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
Header | winhttp.h |