PCRYPT_DECRYPT_PRIVATE_KEY_FUNC コールバック関数 (wincrypt.h)
[ PCRYPT_DECRYPT_PRIVATE_KEY_FUNC 関数は、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 以降のバージョンでは変更または使用できない場合があります。]
PCRYPT_DECRYPT_PRIVATE_KEY_FUNC関数は秘密キーを復号化し、pbClearTextKey パラメーターで暗号化解除されたキーを返します。 PCRYPT_DECRYPT_PRIVATE_KEY_FUNC は、 CRYPT_PKCS8_IMPORT_PARAMS 構造体で指定されたコールバック関数です。 これは、 CRYPT_ENCRYPTED_PRIVATE_KEY_INFO 構造体に暗号化解除する必要がある秘密キーが含まれている場合に使用されます。 CryptImportPKCS8 関数は、この関数を使用します。 関数は、各アプリケーションに合わせて開発者が実装する必要があります。
構文
PCRYPT_DECRYPT_PRIVATE_KEY_FUNC PcryptDecryptPrivateKeyFunc;
BOOL PcryptDecryptPrivateKeyFunc(
[in] CRYPT_ALGORITHM_IDENTIFIER Algorithm,
[in] CRYPT_DATA_BLOB EncryptedPrivateKey,
[out] BYTE *pbClearTextKey,
[in, out] DWORD *pcbClearTextKey,
[in] LPVOID pVoidDecryptFunc
)
{...}
パラメーター
[in] Algorithm
PKCS #8 標準で見つかった PrivateKeyInfo ASN.1 型の暗号化に使用されるアルゴリズムを識別するCRYPT_ALGORITHM_IDENTIFIER構造体。
[in] EncryptedPrivateKey
暗号化された秘密キー BLOB を識別するCRYPT_DATA_BLOB値。
[out] pbClearTextKey
プレーンテキストを受け取る BYTE バッファーへのポインター。 このパラメーターは、NULL でもかまいません。 詳細については、「 不明な長さのデータの取得」を参照してください。
[in, out] pcbClearTextKey
pbClearTextKey バッファーのサイズをバイト単位で識別する DWORD 値へのポインター。 サイズが 0 の場合、 pcbClearTextKey にはキーの暗号化を解除するために必要なサイズ (バイト単位) を入力し、 pbClearTextKey は 無視する必要があります。
[in] pVoidDecryptFunc
キー、初期化ベクトル、パスワードなど、復号化で使用されるデータを提供する LPVOID 値。
戻り値
関数が成功した場合、関数は 0 以外 (TRUE) を返します。
関数が失敗した場合は、0 (FALSE) を返します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wincrypt.h |