ITextRange::GetIndex メソッド (tom.h)
指定した範囲の開始文字位置にある Unit パラメーターのストーリー インデックスを取得します。 ストーリーの最初の Unit のインデックス値は 1 です。 Unit のインデックスは、Unit の直前のすべての文字位置で、Unit 内の最後の文字まで同じです。
構文
HRESULT GetIndex(
long Unit,
long *pIndex
);
パラメーター
Unit
型: long
インデックスが作成される単位。 使用可能な Unit 値の一覧については、「 ITextRange」の説明を参照してください。
pIndex
種類: long*
インデックス値。 Unit が存在しない場合、値は 0 です。
戻り値
種類: HRESULT
メソッドは HRESULT 値を返します。 メソッドが成功すると、 S_OKが返されます。 メソッドが失敗した場合は、次のいずれかのエラー コードが返されます。 COM エラー コードの詳細については、「COM でのエラー処理」を参照してください。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
pIndex が null です。 |
|
ユニットが存在しません。 |
注釈
ITextRange::GetIndex メソッドは、Start の範囲にある単語、行、文、段落などのストーリー インデックスを取得します。 Unit は、単語 (tomWord)、行 (tomLine)、文 (tomSentence)、段落 (tomParagraph) など、インデックスを作成するエンティティの種類を指定します。 たとえば、 ITextRange::GetIndex は pIndex を範囲内の最初の行の行番号と同じに設定します。 ストーリーの末尾にある範囲の 場合、ITextRange::GetIndex はストーリー内の Unitの数を返します。 したがって、ストーリー内の単語、行、オブジェクトなどの数を取得できます。
テキストが後で編集された場合、 ITextRange::GetIndex メソッドによって返されるインデックス値は無効です。 したがって、特に値を任意の期間格納する場合は、インデックス値を返すメソッドの使用に注意する必要があります。 これは、テキストの編集時に有効な範囲へのポインターとは対照的です。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | tom.h |
[DLL] | Msftedit.dll |
関連項目
概念
リファレンス