ITextRange::Copy メソッド (tom.h)
テキストをデータ オブジェクトにコピーします。
構文
HRESULT Copy(
VARIANT *pVar
);
パラメーター
pVar
型: VARIANT*
コピーしたテキスト。 次の条件が存在する場合、pVar-ppunkVal> は IDataObject の out パラメーターです。
- pVar-vt> = (VT_UNKNOWN |VT_BYREF)
- pVar が null ではない
- pVar-ppunkVal> が null ではありません
戻り値
型: HRESULT
このメソッドは HRESULT 値を返します。 成功した場合は、 S_OKを返します。 それ以外の場合は、 E_OUTOFMEMORYを返します。
注釈
ITextRange::Cut、ITextRange::Copy、および ITextRange::P aste メソッドを使用すると、IDataObject を使用して範囲オブジェクトに対して通常の Cut、Copy、Paste 操作を実行できるため、クリップボードの内容は変更されません。 通常サポートされるクリップボード形式の中には 、CF_TEXT と CF_RTFがあります。 さらに、プライベート クリップボード形式を使用して、テキスト ソリューション独自の内部リッチ テキスト形式を参照することもできます。
プレーン テキストをコピーして置き換えるには、 ITextRange::GetText メソッドと ITextRange::SetText メソッドを使用します。 クリップボードを使用せずに範囲 r1 から範囲 r2 に書式設定されたテキストをコピーするには、次の Microsoft Visual Basic の例に示すように、 Copy and Paste と ITextRange::GetFormattedText メソッドと ITextRange::SetFormattedText メソッドを使用できます。
r2.GetFormattedText = r1.GetFormattedText
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | tom.h |
[DLL] | Msftedit.dll |
関連項目
概念
リファレンス