ClusterClearBackupStateForSharedVolume 関数 (resapi.h)
クラスター共有ボリューム (CSV) のバックアップ状態をクリアします。 PCLUSTER_CLEAR_BACKUP_STATE_FOR_SHARED_VOLUME型は、この関数へのポインターを定義します。
構文
DWORD ClusterClearBackupStateForSharedVolume(
[in] LPCWSTR lpszVolumePathName
);
パラメーター
[in] lpszVolumePathName
CSV 上のファイルへのパス。 パスが CSV パスでない場合、 ClusterClearBackupStateForSharedVolume は ERROR_INVALID_PARAMETER (87) を返します。
戻り値
関数が成功すると、 ERROR_SUCCESS (0) が返されます。
関数が失敗した場合は、 システム エラー コードのいずれかを返します。
注釈
ClusterClearBackupStateForSharedVolume 関数は、クラスターのノードから呼び出す必要があります。
通常、バックアップ ジョブが完了すると、CSV "Backup in Progress" 状態 ( ClusterPrepareSharedVolumeForBackup によって設定) が自動的にクリアされます。つまり、CSV ボリュームがこのクラスター ノードからピン留め解除され、直接 I/O が再び有効になります。 ClusterPrepareSharedVolumeForBackup の呼び出し後、およびスナップショット作成プロセスが完了する前にバックアップ プロセスが終了した場合、CSV は 30 分待ってから "Backup in Progress" 状態をクリアします。 要求者がこの CSV で他のバックアップがアクティブでないと安全に判断できる場合は、 ClusterClearBackupStateForSharedVolume を呼び出して、CSV ボリュームの "進行中のバックアップ" 状態をクリアできます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | サポートなし |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 R2 Enterprise、Windows Server 2008 R2 Datacenter |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | resapi.h |
Library | ResUtils.Lib |
[DLL] | ResUtils.Dll |
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