SetEnabledUnicodeRanges 関数 (recapis.h)
コンテキストで 1 つ以上の Unicode ポイント範囲を有効にします。
構文
HRESULT SetEnabledUnicodeRanges(
HRECOCONTEXT hrc,
ULONG cRanges,
CHARACTER_RANGE *pcr
);
パラメーター
hrc
認識エンジン コンテキストへのハンドル。
cRanges
pRanges バッファー内の範囲の数。
pcr
CHARACTER_RANGE構造体の配列。 各構造体は、認識エンジンで有効にする Unicode ポイントの範囲を識別します。 配列の順序は任意です。
戻り値
この関数は、これらの値のいずれかを返すことができます。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
正常終了しました。 |
|
認識エンジンは、指定された Unicode ポイント範囲の 1 つをサポートしていません。 |
|
未指定のエラーが発生しました。 |
|
無効な引数が受け取られました。 |
|
パラメーターの 1 つが無効なポインターです。 |
解説
SetEnabledUnicodeRanges 関数は省略可能です。
一部の認識エンジンでは、特定のコード ポイントの有効化と無効化はサポートされていませんが、 SetEnabledUnicodeRanges 関数を含めることができます。 このような認識エンジンの場合、 SetEnabledUnicodeRanges 関数は E_NOTIMPLを返します。
各認識エンジンでは、1 つ以上の Unicode ポイント範囲がサポートされています。 認識エンジンがサポートする Unicode ポイント範囲を確認するには、 GetUnicodeRanges 関数を呼び出します。 この関数を呼び出さない場合、認識エンジンは Unicode ポイント範囲の既定のセットを使用します。 既定の範囲は認識エンジン固有です。
Microsoft ジェスチャ認識エンジンは、0xF000の Unicode 文字を使用して0xF0FFします。 この範囲内の各 Unicode 値は、1 つのジェスチャを表します。 ジェスチャの Unicode 値の完全な一覧については、「ジェスチャの Unicode 範囲値」を参照してください。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP タブレット PC エディション [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | サポートなし |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | recapis.h |
[DLL] | inkobjcore.dll |