SetThreadPriorityBoost 関数 (processthreadsapi.h)
システムがスレッドの優先度を一時的に高める機能を無効または有効にします。
構文
BOOL SetThreadPriorityBoost(
[in] HANDLE hThread,
[in] BOOL bDisablePriorityBoost
);
パラメーター
[in] hThread
優先度がブーストされるスレッドへのハンドル。 ハンドルには、THREAD_SET_INFORMATIONまたは THREAD_SET_LIMITED_INFORMATION アクセス権 が 必要です。 詳細については、「 スレッド セキュリティとアクセス権」を参照してください。
Windows Server 2003 および Windows XP: ハンドルには 、THREAD_SET_INFORMATION アクセス権が必要です。
[in] bDisablePriorityBoost
このパラメーターが TRUE の場合、動的ブーストは無効になります。 パラメーターが FALSE の場合は、動的ブーストが有効になります。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
動的優先度クラスのいずれかでスレッドが実行されている場合、システムは待機状態から取り出されたときにスレッドの優先度を一時的に高めます。 DisablePriorityBoost パラメーターを TRUE に設定して SetThreadPriorityBoost を呼び出した場合、スレッドの優先度はブーストされません。 通常の動作を復元するには、DisablePriorityBoost を FALSE に設定して SetThreadPriorityBoost を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | processthreadsapi.h (Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 の Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |