IPrintAsyncNotifyDataObject インターフェイス (prnasnot.h)
通知チャネルで送信されたデータをカプセル化します。
継承
IPrintAsyncNotifyDataObject インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承します。 IPrintAsyncNotifyDataObject には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IPrintAsyncNotifyDataObject インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IPrintAsyncNotifyDataObject::AcquireData リッスンしているアプリケーションを、データのサイズや種類など、通知データに転送します。 |
IPrintAsyncNotifyDataObject::ReleaseData IPrintAsyncNotifyDataObject にカプセル化されたデータによって使用されるメモリを解放します。 |
注釈
リッスンしているアプリケーションは、 AcquireData で 取得した通知データの使用が完了したら、 ReleaseData を呼び出す必要があります。
IPrintAsyncNotifyDataObject インターフェイスは、リッスンしているアプリケーションがオブジェクトのデータの使用を完了していない場合に、IUnknown::Release の呼び出しによってオブジェクトが解放されないように実装する必要があります。 したがって、アプリケーションが AcquireData を呼び出しても ReleaseData を呼び出していないときに Release の呼び出しが発生した場合、オブジェクトを解放することはできません。 このため、 AcquireData では IUnknown::AddRef を使用してオブジェクトの参照カウントをインクリメントし、 ReleaseData でカウントをデクリメントすることをお勧めします。
リスニング アプリケーションは、印刷スプーラーのプロセス内および外部に配置できます。 リスナーがこのプロセスの外部にある場合、 IPrintAsyncNotifyDataObject メソッドにのみアクセスできます。 そのため、 IPrintAsyncNotifyDataObject が独自のインターフェイスも実装している場合は、インターフェイスのメソッドが印刷スプーラーのプロセス内でリッスンしているアプリケーションでのみ使用できる点に注意してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | prnasnot.h |